掲示板のことば

色んな思いを抱えて、朝起きるのがつらい時がありますね。
生きている事に感謝しなさいと言われても、
身体や心の苦しみ、痛みから、とてもじゃないけど感謝なんて出来ない。
それどころか、「また、朝が来てしまった…」「苦しいのになんで目が覚めるんだろう」
と思うこともあるでしょう。
しかし命(みほとけ)は、苦しく、つらい私とその痛みを共にして、
離れることなく常にあたたかい慈しみの光で照らし、おさめとってくださっています。
たとえ私がいっぱいいっぱいで、余裕なんかなくて、ただただ苦しいだけの時に。
私が命(みほとけ)を忘れても、
命(みほとけ)は私の事を片時も、決して忘れることはありません。
「苦しいね、つらいね」「でも、あなた一人にはさせないよ」「いつもいっしょだよ」
「大丈夫だよ」「私と一緒にいこう」と朝の目覚めの中にうながしてくださっています。
私が嫌でも、朝、目が覚めるのは、
この命(みほとけ)の呼び声とともにあるのだと聞かせて頂き、
自らの歩みを「このままでよいのか?」と、真摯に命(みほとけ)にたずねながら、
「うん。じゃあ、少しがんばってみようかな…ありがと、ほとけさん」
と頭を上げて歩ませて頂きたいと思います。