涅槃会報告と東日本大震災三回忌法要のご案内。

次回の帰楽会は、
3月11日(月)19:30~を予定しております。
東日本大震災より二年、
震災によっていのちを失われた方々の
追悼と復興を念じて法要をお勤め致します。
申込不要・参加費無料です。
法要終了後、酒茶のおふるまいがございます。
皆さまどうぞお参りください。
2月11日に開催した涅槃会の様子です。
お寒い中、お参りいただき誠にありがとうございました。

まずはお勤めです。
みなさん大きな声でお念仏申されます。本当にありがたいことです。

法話はお釈迦様のお悟りと乳粥を捧げたスジャータのお話、からの、
「自灯明(拠島)、法灯明(拠島)」~自らをより所とし、お釈迦様の説かれた教えをより所として行きなさい~、からのー、機法一体をお取り次ぎいたしました。

本年の涅槃会は、北インド古典音楽・シタール奏者伊藤公朗氏、
伴奏弦楽器タンブーラ担当伊藤美郷氏をお招きして、インド音楽の奉賛演奏を行いました。
開演前に演奏内容についてお話しいただきました。
演奏曲目は、RAGA Bilaskani todi(ビラーシカーニー トーリー)です。アクバル帝(A.D.1542~1605)の宮廷楽士 ターン・セーンの息子のビラーシカーンが創作したラーガで、父が亡くなった時に演奏したと伝えられている曲だそうです。
大切な方の永久の旅立ちを偲ぶ思いを涅槃会に重ねて奏楽くださいました。

演奏の開始です。
お釈迦様の入涅槃を偲ぶ、厳かで透明な哀切を含む音色が奏でられます。


シタールの紹介をして下さいました。この楽器はイスラームがインドへ侵入後の13世紀に、
ペルシャのセタールの影響を受けて創作されたとのことです。
共鳴胴はカンピョウを乾燥させたもので作られることや、棹の上部に共鳴弦が付く ことなど、他の弦楽器には見られない特徴があることをお話くださいました。

徐々に旋律が高まっていきます。

シタールの響きにタンブーラの伴奏が和合して神秘的な音調を醸しだします。

皆さん陶然と聴き入っています。

忘我法悦の味わいをいただき一座建立のラーガを終えました。

恒例の茶(酒)話会

みんなで打ち解けて色んなお話をしました。
伊藤さんは運転があるのでノンアルコール、次回はぜひ召し上がってください。
素敵な演奏を有難うございました。

海岸漂着物アーティストのMさんが新作をご寄進下さいました。
いつもありがとうございます。

敦煌莫高窟の第四百二十窟がモチーフになっています。
佛華は天然の花をそのままの色でドライフラワーにしたものです。色鮮やかで美しいですね。

皆様のおかげでこころあたたまる涅槃会となりました。深く感謝いたします。
これからも仏さまのお慈悲の「ドキドキな」よろこびを全力でお伝えして参ります。
南無阿弥陀仏