南相馬で1日Bar + お坊さん 開催報告

山田さんたちは、閉店後午前3時に横浜を出発し、約6時間かけて南相馬に来たそうです。
本当にお疲れ様です!
会場の準備をして。。。南相馬一日Bar+お坊さん Open!

Bar HALEKULANI 有田王城氏、 カサブランカ片野酒販販売 片野靖雄氏、
Bar&Grill seckle 内村健太郎氏 Bar Noble 山田高史氏 齊藤崇真氏 原常晃氏
皆さん颯爽とした立ち姿です。
昼の部は道の駅での開催ですので、三種のノンアルコールカクテルがふるまわれました。
詳細はコチラhttp://www.minami-soma.com/kanko/modules/d3blog/details.php?bid=407


原町観光協会や道の駅、 南相馬bar wizard草野さんご夫妻、「だいこんや」須藤さん始め
(社)日本バーテンダー協会常磐支部の方々の周知のおかげで大盛況です。
また、アサヒビール横浜統括支社の柴村裕一さんが、お休みにも関わらず
横浜から個人の思いを届けに来てくださいました。
懇志を届け、しばし滞在の後のトンボ返り、お疲れ様です。
本当にありがとうございました。
坊さんたちもお運びにご案内、傾聴に励みました。

山田さんが優勝した世界大会の様子

大会出場時同行の必勝寄せ書き

院主と大会出発直前法務で横浜に来た岩屋寺さんも寄せ書きしました。

当院の同志も大阪から駆け付けてくれました。
内田真理さん、遠路ありがとうございました!

「こんなハンサム見たことない、カクテルも美味しい!寿命が延びたわ」と、
道の駅に隣接する仮設にお住まいのおばあちゃん。
「記念に写して~」 「写真は大きくして頂戴ね」とのご要望、
「はい」、翌週の10日、A4サイズに拡大した記念写真お届けしました。

地元名物 松永乳業のアイスまんじゅうで乾杯してお昼の部終了です。
夏はうかうかしてると溶けて落ちてしまうそうです[先の「だいこんや」須藤氏談]。
中の餡がアイスとマッチして美味しい。

休む間もなく夜の部へ向けて移動です。
夜はいよいよ世界一のカクテルがふるまわれます。アルコールも全開バリバリです!
場所は約80戸ある、鹿島区寺内第一仮設住宅集会所です。




坊さんたちは一足先に到着、各戸にイベントのお知らせをしました。
山田さんの営むBar Nobleがある、横浜吉田町名店街会や
吉田町商店街さんなどが支援物資を届けたいとのことで 、
事前に自治会長さんに必要な物資を聞いたところ、
「地場の野菜が安全なのは聞いているけど、やっぱり怖い」
「この季節は葉物が食べたいと皆おもっているよ」とのことでした。
そこで、横浜市栄区の矢島農園さんで野菜を手配し、ご挨拶代わりに配りました。

「あ~横浜のほうれんそうか~葉物が食べたかったんだ~、新しくてうまそうだね」
と、皆さん喜ばれました。

読売新聞の取材も入って、さあ夜の部の始まりです。
新聞掲載はコチラhttp://www.yomiuri.co.jp/feature/eq2011/news/etc/20120305-OYT8T00639.htm

この仮設にお住まいで、院守と去年のひまわりイベントやイモ掘りを通じて懇意になった
和(なごみ)さんが、 郷土料理「べんけい(大根と芋がらに鷹の爪を加えて炒め煮にし、
醤油と酢、砂糖などで味付けしたもの)」とホッキ貝の炊き込みご飯のおにぎりを差し入れしてくれました。
スゴく美味しい!

幾度も繰り返される乾杯!

山田さんとしっとり乾杯する方も。。。。

それにしても皆さんお強いです。ウォッカがガッツリ入った「スクリュードライバー」をグイグイ!
震災前は漁業を営んでいたそうですが、豪放闊達な方々でした。
院守母が作陶した湯飲みや茶碗を差し入れしたら、
「全部流されちゃったからね~ありがたいよ」と、喜んでくださいました。
特にフリル付きのお皿が人気。

皆さん、すいすい飲んでいます。ボルテージも上がる上がる!
大盛況です。 エクストラバガンザです!!

優勝作品の「グレート・サンライズ」で乾杯!
院主はまだハンドルキーパーですから形だけ(T_T)(泣)
八津尾さんは昼夜ともに、岩屋寺の星見師、荒木師、同慶寺の田中師
の大徳方もお寺のお勤め後参加してくださいました。

アルコールが入ると傾聴の角度も変わります。
震災からまもなく一年を迎えるこの時期に、お酒のイベントに協賛させていただいたおかげで、
皆さんから色々なお話をうかがい、話し合うことができました。
覚如上人の『口伝鈔』 愛別離苦の教誘の、「酒はこれ忘憂の名あり、これをすすめて笑ふほどになぐさめて去るべし」 の一節を改めて深く思い返しました。


イベント終了後、お疲れさん会がBar Wizardさんで開かれました。
興が乗ると山田さんはじめ全てのバーテンダーさんがカウンターに入り、
超豪華共演となりました。これには地元のお客さんも大喜びです。
院主はやはり水。。ではなく、ほどほどに×しっかりと○忘憂をいただきました。

翌日は雪が降る中、昨年初めてお参りした萱浜の安否掲示板跡でお勤めしました。
現在は小さなお堂が建ち、あの時の土鍋が変わらず香炉となり、後に発見された仏像が安置されています。 折り鶴や小さいお子さんの写真もあり、万感胸に迫りました。
往時を昨日の事の様に思い、心から哀悼を念じお勤めしました。 合掌 院主