復興ひまわり大作戦最終章~芋掘り~
さつまいも収穫祭が行われ、 芋ほり&焼き芋作りをしてきました。
八津尾さんが、仮設住宅から震災前の住所付近に引っ越しされたとのこと。
(そこにお住まいの方が遠方に避難され空き家となったため )
「2階の部屋が空いているからどうぞ泊まってください」とのお言葉に甘えさせていただき、
今回は八津尾家にお邪魔させていただきました。
ひまわり畑の隣に植えたられたサツマイモ、芋ほりは、幼稚園の遠足以来(30年ぶり!?…)

サツマイモは「見事!」としか言い様のない立派なお芋!
「土を触って気持ちがいいねー」と、東京暮らしのお友達と、
いつも一緒にお手伝いをしてくださる、 時田さんと3人で興奮しながらの芋ほり…。
しかし興奮も束の間、慣れない作業で、カナリ重労働でした(汗)。。。

見たこともないほど大きなサツマイモ。
私みたいな素人とは違って、八津尾さんは農業のプロです。さすがの手際よさ!
芋ほりの後、近くの公民館で地元のおばさま方が、豚汁、新米おにぎり、
サツマイモのキントンを振る舞ってくださいました。
どれも絶品なお味で、御馳走さまでした。
サツマイモキントンのレシピは企業秘密とのことで残念ながら教えてもらえず…。
みなさんで夏からのひまわり、そしてサツマイモの収穫を祝い、
南相馬の復興に向けて、これからもがんばって歩もうとの八津尾さんのご挨拶。

掘りたてのお芋を焼き芋にして、皆さんにお振る舞いさせていただきました。

東北支援バザーとして開催した、帰楽市の支援金でバーベキューコンロを購入し、
寄贈して参りました。
「バーベキュー、懐かしいなぁ、昔はよくやっていたけど、
全部流されちゃってなにもなくなったから…」と 言って、皆さん喜んでくださいました。
ご支援ありがとうございました!

「炭でやく焼き芋はやっぱり電子レンジとは違うわ☆とても。美味しい!」
芋ほりの後は、4月に原町第一小学校避難所で、ご縁をいただいたご家族が、
避難先の飯坂から仮設住宅に移られたとのことで、お邪魔させていただきました。
「娘も近所の幼稚園に通うことが決まり、やっと少し落ち着いた生活ができそう。」とのことで、
私も安堵いたしました。
復興ひまわり大作戦は、この芋ほり収穫祭で最終回となりましたが、
八津尾さんが、参加者へのお土産にご用意くださった、チューリップの球根、水仙の球根を、
「うちの庭にチューリップを植えるから、チューリップが咲いたらぜひともお庭を観にきてねー、
そしてみんなでバーベキューをしよう!」と、親しくなった方よりお声掛けいただき、再会を約束しました。
お連れ合い様を亡くされた八津尾さんはじめ、まだご家族が見つからず、
捜索活動を続けてらっしゃる方、
行方不明のままではあるけれど、気持ちに区切りをつけようと、お葬儀をされた方など、
皆さんそれぞれの悲しみを抱えながらも、「元気になれるものから元気になっていこう!」と、
歩まれているお姿に、力をいただき、改めて自己を問う一日でした。 合掌