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掲示板の言葉

2011/08/20
2011.8月法語  

この時節美しい花を咲かせる蓮ですが、

蓮は、泥池でなければ育ちません。

一般的には泥にあっても泥に染まらず咲く花として、

汚泥のような我欲の迷いや苦しみの俗世にあっても

それに染まらず清らかな悟りを保つことの例えとなっていますが、

悟りの「花」と我欲の迷いの「泥」とは別のものではありません。

泥がなければ蓮の花は咲きません。

迷いという汚泥があるから悟り(めざめ)の花が咲くのです。

このドロドロ、グズグズした汚泥こそ私たちの人生といえるでしょう。

愛しあい、思うようにならぬと憎み、損をした得をした、

他と優劣を比べていい気になったり落ち込んだり、

こんなはずじゃなかった等など、底の知れない汚泥の深さです。

命(みほとけ)は、この汚泥にあます所なくしっかりと根をはりめぐらせて、

汚泥をまるごとつつんで常にともにあります。

汚泥のなかにあっても蓮根を切れば真っ白なように、

私たちの暗き迷いを晴らす智慧と、

どのようなものがどのような苦しみにあっても必ず救うという慈悲が

強い願いとなって汚泥に染まらず、汚泥を目あてにあかあかと輝き呼びかけてくださっています。

私たちが苦しみの中でその真実にであうとき、そこに「悟り(めざめ)」の花が咲くのです。

苦しいからこそ、悲しいからこそ、「めざめ」のよろこびにであうことができるのです。

たのみもしないのに、苦を転ずるはたらきがしっかりと

常に私たちの身におよんでいることに 「うなずき」

安心をいただき感謝の念をもって日々歩みたいと思います。



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